富山県小矢部市

メルヘンと遺跡のまち おやべ
http://www.city.oyabe.toyama.jp/

人口 30,162人(平成30年10月31日現在)
主な産業 第1次産業      940人( 5.0%)
第2次産業 8,285人(43.9%)
第3次産業 9,652人(51.1%)
総数(分類不能分含む) 18,885人
市の紹介  小矢部市は富山県の西に位置し、石川県と県境で接しており、三方を緩やかな丘陵に囲まれています。東に広がる砺波平野は穀倉地帯で、全国的にも珍しい「散居村」の景観が続いています。
丘陵地帯には縄文時代の代表的な遺跡である「桜町遺跡」や、前方後円墳「若宮古墳」などの遺跡が204ヶ所も点在しています。また、牛の角に松明をつけ、平家の軍勢を谷底に突き落とした源義仲の奇策「火牛の計」で有名な倶利伽羅合戦古戦場、前田利秀(加賀百万石初代藩主 前田利家の甥)の居城であった「今石動城跡」、美しい伝説と渓流の里「宮島峡」など、緑豊かな名所・旧跡が数多くあります。
ユニークな公共建築が市内各所に建てられており、「メルヘンのまち」としても知られています。近年、小矢部砺波JCTの整備により北陸・東海北陸・能越自動車道が交差する「北陸の十字路」として注目を集めており、地域間交流を図る拠点施設「クロスランドおやべ」を中心に、文化・経済の交流促進をめざしています。
平成21年度より「魅力・安心・充実 しあわせ おやべ」をテーマとする第6次総合計画がスタートし、「人をはぐくむ教育と歴史文化がかおるまち」等を基本目標に定め、より魅力あるまちづくりに取り組んでいます。
縄文を活かした
まちづくりの紹介
 平成27年度は、市内の中学生13名を新潟県糸魚川市の長者ヶ原遺跡および長者ヶ原遺跡考古館への視察学習に派遣しました。 これは縄文文化を若い世代にも身近に感じてもらうとともに、自分たちの住むまちと他地域との歴史や風土を比較し、ふるさとへの理解や愛着を深めることを目的に実施したものです。
また、縄文に関する活動を行っている市内のボランティアグループのメンバー15名を糸魚川市で開催された「縄文シティサミットinいといがわ」に派遣しました。このような活動を通じて「おやべ」=「縄文の町」という意識が広い世代の市民の間に根付いてきています。
主な遺跡 桜町遺跡
縄文時代早期~晩期の遺物、縄文中期末~後期初頭と縄文後期末~晩期の遺構群が見つかっています。遺跡の特徴として、その立地が谷の中であるため地下水位が高く、木材や木の実などの植物質の遺物がよく残っていたことが挙げられます。昭和63年の縄文中期末を中心とする区域の調査では、柄穴(ほぞあな)や桟穴(えつりあな)という木を組み合わせる加工を施した木材が見つかり、4000年前の縄文時代にさかのぼる高床建物の柱材が出土したとして注目を集めました。その後、平成9年にはその隣接地で大量の木材を用いてつくられた水場遺構群がみつかりました。それらの木材のなかにも木を組み合わせる加工を施したものが多く含まれており、建築材が転用されたものと考えられています。その他にも用途不明のY字型材、山菜のコゴミ、漆塗り木製鉢などが見つかっています。また、縄文晩期を中心とする区域の調査では、環状木柱列やドングリの貯蔵穴群などの遺構や、漆塗り櫛、御物石器、岩版・岩偶などの遺物が見つかっています。
主な観光地 クロスランドおやべ、倶利伽羅県定公園、稲葉山・宮島峡県定公園、城山公園、若宮古墳公園
主なイベント ○曳山祭(毎年4月29日)
石動の愛宕神社の春祭りに、町内から11基の絢爛な花山車が勢揃いして街中を練り歩く。
○夜高祭(毎年6月上旬)
武者絵の大行燈が激しくぶつかり合う喧嘩夜高祭。夜高踊り街流しと、子供夜高太鼓共演会も開かれる。
○メルへン花菖蒲まつり(毎年6月中旬)
市花である212品種12万株をこえる花菖蒲が咲き誇るなか、小矢部川の河川敷で開催されます。花菖蒲の即売会、アトラクション、チビッコ金魚つかみどり大会、 お茶会、水ロケット大会など、市民の集う―大イべントです。
○メルへン源平火牛まつり(毎年7月下旬)
木曽義仲が「火牛の計」により平家軍に圧勝した倶利伽羅合戦にちなみ行われるもので、木曽義仲や巴御前などに扮しての武者行列、火牛レースなど市民手作りの楽しいイべントです。
お知らせコーナー  小矢部市では平成11年7月に開催された「とやま縄文フェスティバル」以降、桜町遺跡を全国的にPRすることを目的に「縄文屋」、「桜町石斧の会」、「桜町縄文土器の会」、「縄文こごみの会」、「小矢部ふるさと学園講座」などの市民グループが誕生し、様々な活動を行っています。「縄文屋]ではインターネットで縄文を楽しもうということで「縄文市場」というホームページを開設しました。縄文に関する話題がたくさんです。アドレスは下記のとおり。
http://www2.ocn.ne.jp/~jyomonya/