表をつくるぞ 


 STEP 1 


項目ごとに列をそろえて表形式でならべる。見た目にもきれいですよね。 表をつくるタグの基本は、わりと理解しやすいと思うのですが、このタグ、応用が、かなりあるために ちょっと混乱してしまうかもしれません。そうならないためにも、ひとつひとつ消化しながら、ゆっくり すすんでください。あせらずに。

では、いきます。最低必要なタグはこれです。



<table border>
    <tr><td>
ここに文字を書く</td></tr>
</table>


実際はこう表示されます。


ここに文字を書く


ひとつひとつ説明しますと


<table border></table>

これから表組します。という意味の基本となるタグで、 このなかに入ったものが、表組されます。

<tr></tr>

これが「行」(よこのライン)を示します。

<td></td>

これが「列」(たてのライン)を示します。


ここに文字を書く
上の例も、実は、厳密にいえば、すでに表なのです。 <tr></tr> は、ひとつ。 <td></td> も、ひとつしかありませんので、「1行1列」の表ということで、左図のように表示されるのです。

ここまでは、OKですか。今度は、ちょっとだけ応用いきます。


 行を増やそう 


行(よこのライン)を増やすには、<tr></tr>で、はさまれた部分を増やせばよいのです。ここでは、3行にしてみます。こんな感じに。


<table border>
    <tr><td>1行目だよ</td></tr>
    <tr><td>2行目だよ</td></tr>
    <tr><td>3行目だよ</td></tr>
</table>


実際はこう表示されます。


1行目だよ
2行目だよ
3行目だよ


 列を増やそう 


列(たてのライン)を増やすには、<td></td>で、はさまれた部分を増やせばよいのです。ここでは、3列にしてみます。こんな感じに。


<table border>
    <tr><td>1列目だよ</td><td>2列目だよ</td><td>3列目だよ</td></tr>
</table>


実際はこう表示されます。


1列目だよ 2列目だよ 3列目だよ


ここまでOKですね。


 行と列、両方ふやすぞ 


行と列を組み合わせれば、ますます表らしくなります。


<table border>
    <tr><td>1行目1列</td><td>1行目2列</td><td>1行目3列</td></tr>
    <tr><td>2行目1列</td><td>2行目2列</td><td>2行目3列</td></tr>
    <tr><td>3行目1列</td><td>3行目2列</td><td>3行目3列</td></tr>
</table>


実際は、こう表示されます。


1行目1列1行目2列1行目3列
2行目1列2行目2列2行目3列
3行目1列3行目2列3行目3列


このあとの、レベルアップの項目での説明が、分かりやすいように、文字をここで変えておきます。


システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン


もちろん、タグはこうなっています。


<table border>
    <tr><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td></tr>
    <tr><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td></tr>
    <tr><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td></tr>
</table>


だんだん、わけが分からなくなって、きてるかもしれませんが、がんばって、ついてきてください。


 レベルアップだ 


 STEP 2 


ちょっと複雑になってきましたね。でも、ゆっくり、あせらずにやれば、大丈夫です。 ここでは行や列を2つ以上またぐ指定をプラスします。まずは見てください。赤い文字の部分が、行や列をまたいだところです。


< 行(よこのライン)をまたいだ表 >

3つの行を、またいでいます システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン


< 列(たてのライン)をまたいだ表 >

3つの列を、またいでいます
システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン


 行をまたぐには 


行をまたぐのに必要なタグは、<td rowspan=数字></td>です。 上の< 行をまたいだ表 >のタグは、このようになっています。


<table border>

<tr>
<td rowspan=3>3つの行を、またいでいます</td>
<td>システムナイン</td><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td>
</tr>

<tr><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td></tr>

<tr><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td></tr>

</table>


ようく見れば、変わったところは、一点だけです。「 <td rowspan=3>3つの行を、またいでいます</td> 」という1行がプラスされただけです。 あとは、同じです。


 ポイント 


<1> 「 td rowspan=3・・・ 」の1行は、必ず最初の<tr></tr>のタグの間の、先頭に書いてください。

<2> rowspanのあとの数字は、またぐ行の数を指定しています。2であれば、2行。3であれば、3行またぎます。 ちなみに「 rowspan=2 」にすれば、こうなります。


2つの行を、またいでいます システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン


なんだか、ひとつスペースが開いていて、変ですね。でもこれは、 次に説明する、「列をまたぐには」のところで解決されます。ご心配なく。


 列をまたぐには 


まずは、列をまたいだ表をもう一度


< 列をまたいだ表 >

3つの列を、またいでいます
システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン


列をまたぐのに必要なタグは、<td colspan=数字></td>です。 上の< 列をまたいだ表 >のタグは、このようになっています。


<table border>

<tr><td colspan=3>3つの列を、またいでいます</td></tr>

<tr><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td></tr>

<tr><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td></tr>

<tr><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td><td>システムナイン</td></tr>

</table>


これもまた、変わったのは、一点だけ。「 <tr><td colspan=3・・・・</tr> 」の1行がプラスされただけです。


 ポイント 


<1>上の表を見てください。「3つの列を・・・」の部分をふくめると、全部で4行になっています。 ですから、行を示すタグ<tr></tr>を増やし、 「 <td colspan=3・・・・</td> 」を、はさむのです。 先ほど、行をまたぐタグ「rowspan」のときに<tr></tr>のタグを増やさなかったのは、行の数が増えていないからです。

<2> colspanのあとの数字は、またぐ列の数を指定しています。2であれば、2列。3であれば、3列またぎます。


 問題を解決しよう 


ここで先ほど、なんだか、すっきりしなかったこの表の問題を解決させましょう。

この表の、ひとつ開いているスペースを埋めるには、3行目のシステムナインの文字を、「 colspan 」を使って、 2列分またがせればよいのです。 このように。


2つの行を、またいでいます システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン


また、「 td 」タグを使って、最後の1行を4列にするという、こんな方法もあります。


2つの行を、またいでいます システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナイン
システムナインシステムナインシステムナインシステムナイン


あとは、アレンジしながら研究してください。お願いします。


で、最終的にはこんな表が作れればOKです。


’98 じゃいあんつ 主軸成績
高橋打率   387
打点   103
ホームラン    35
松井打率   459
打点   162
ホームラン    65
コメントうそだろっ!


ちなみに、タグは、こうなっています。


<table border>
<tr><td colspan=3>’98 じゃいあんつ 主軸成績</td></tr>
<tr><td rowspan=3>高橋</td><td>打率</td>   <td>   387</td></tr>
            <tr><td>打点</td>   <td>   103</td></tr>
            <tr><td>ホームラン</td><td>    35</td></tr>
<tr><td rowspan=3>松井</td><td>打率</td>   <td>   459</td></tr>
            <tr><td>打点</td>   <td>   162</td></tr>
            <tr><td>ホームラン</td><td>    65</td></tr>
<tr><td colspan=2>コメント</td><td>うそだろっ!</td></tr>
</table>


 STEP 3 


 文字を強調させるには 


文字を強調させるには、強調したい部分の「 td 」を「 th 」に変えるだけです。先ほどの表で、やってみます。


<table border>
<tr><th colspan=3>’98 じゃいあんつ 主軸成績</th></tr>
<tr><th rowspan=3>高橋</th><td>打率</td>   <td>   387</td></tr>
            <tr><td>打点</td>   <td>   103</td></tr>
            <tr><td>ホームラン</td><td>    35</td></tr>
<tr><th rowspan=3>松井</th><td>打率</td>   <td>   459</td></tr>
            <tr><td>打点</td>   <td>   162</td></tr>
            <tr><td>ホームラン</td><td>    65</td></tr>
<tr><td colspan=2>コメント</td><td>うそだろっ!</td></tr>
</table>


そうすると、こうなります。


’98 じゃいあんつ 主軸成績
高橋打率   387
打点   103
ホームラン    35
松井打率   459
打点   162
ホームラン    65
コメントうそだろっ!


さっきのは、こうでした。


’98 じゃいあんつ 主軸成績
高橋打率   387
打点   103
ホームラン    35
松井打率   459
打点   162
ホームラン    65
コメントうそだろっ!


ちゃんと強調されてますね。違いがよーく分かったでしょう?


 さらに高度な使い方 


<td></td>の間に、さまざまなタグを入れれば、文字の色を変えたり、大きくしたり、絵を入れたり、リンクをはることさえ できます。タグは、それぞれのページでちゃんと説明してます。ぞちらを見てください。


 枠で遊ぼう 


まずは、ようやくここに、たどり着いた、あなた。本当におつかれさまです。 ここでは、ちょっと楽な気持ちで遊んでください。


 枠を太く 1 


表を作るとき、一番最初に書いた、タグ<table border>。これに数字を加えると枠が、 額縁のようになります。


<table border=数字>


枠の中の数字はタグに書き込む数字です。


 1 
 5 
 10 
 20 
 30 
 50 


 枠を太く 2 


ただ単に、枠を太くしたいときのタグはこうです。


<table border cellspacing=数字>


枠の中の数字はタグに書き込む数字です。


 1 
 5 
 10 
 20 
 30 
 50 


 枠と文字の間隔 


枠と文字の間隔を大きくするタグは、こうです。


<table border cellpadding=数字>


枠の中の数字はタグに書き込む数字です。


 1 
 5 
 10 
 20 
 30 
 50 


もちろん「 cellspacing 」と「 cellpadding 」を組合わせると、枠を太く、しかも文字の間隔を開けられます。 ためしてみてください。




ふーっ。 これにて「 表 」は、お・し・ま・い 。