〜 自己の率いるバンドについて その〔1〕 アフリンバ篇 〜


★アフリンバ★

メンバー:本田 竹広(p)、峰 厚介(ts)、福村 博(tb)、橋本 信二 (g)、
           グレッグ・リー(b)、ダミオン(per)、本田 珠也(ds)、谷山 明人
(per)


今、メインで活動しているのはやはりピアノ・トリオだよね。その他にコーちゃん(峰 厚介)や
福村 博といった管楽器を加えた「アフリンバ」(注:バンド名はアフリカン・サンバの略)、それと
ボーカルが入った「ピュア」といったバンドもやってる。

「アフリンバ」や「ピュア」といったバンドのサウンドを凝縮したものがピアノ・トリオであり、また
逆にこのピアノ・トリオのサウンドを拡大したものが「アフリンバ」や「ピュア」だとも言えるね。

オレは元々、サンバが大好きでさ、ある日ね、珠也(注:竹広氏のご子息であり、ドラマー)がね、
「オヤジ、オレ、本物のサンバやってみたいんだ」って言うわけ。それでさ、それはまったくの偶然
だったんだけど、昔ネイティブ・サンの1枚目のアルバムに1曲だけ参加してくれた(注:79年の
同バンドのデビュー・アルバムに収録されている「ウイスパリング・アイズ」)、ダミオンっていう
パーカッショニストがオレの近くに住んでてさ、「珠也に本場のサンバのリズムを教えられるのは
ダミオンしかいない」と思ってね。
それでダミオンに「一緒にサンバのバンドをやろうか」って彼に持ちかけたの。
それが「アフリンバ」結成のきっかけになったっていうわけ。

パーカッションのダミオンとはね、オレもこれまでにいろいろな偶然の出会いっていうのがあって
ね...。昔ネイティブ・サンが売れてさ、ブラジルで公演をやることになってブラジルに行ったん
だけど、宿に荷物下ろして外を散歩してたらね、突然「ほんだ〜っ!」いう声が聞こえてきたのよ。
振り返ったら、これがダミオンでさ。その後、ブラジルで一緒にライブに行ったり、遊んだりしたん
だけど、それから日本に帰ってきてしばらくしたら、家の近くに妙な外人を見かけてね、思い切って
声を掛けたら、これがダミオンなんだよね。(笑) 何でもしばらく日本で活動するっていうんでさ。
それから彼との変な?長い付き合いが始まったというわけ。

「アフリンバ」はサンバのスタンダードを演奏する事が多いけど、ネイティブ・サンのフロント陣
(峰さん、福村さん)が加わっていることもあって、たまにネイティブ・サンのナンバーをやったり
することもある。

凄いバンドなんだけど、何しろメンバー見ても分かる通りオールスター・バンドだからスケジュール
の調整が難しいんだよね。

以下、本田 竹広インタビュー 〜自己の率いるバンドについて その[2] ザ・ピュア 篇〜 に続く)



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