〜 自己の率いるバンドについて その〔2〕 ザ・ピュア 篇 〜



もうひとつの「ピュア」は、「アフリンバ」とはまたちょっと違うんだよな。「ピュア」は、オレが元々
持っている「歌いたい!」っていう願望を具体化させたバンドなんだ。
ある日フォーク・シンガーの小室等と一緒に飲んだ席で、オレが酔っぱらった拍子に「小室の
オヤジ、オレが書いた曲に詩を付けてヨ」ってピアノ弾いたの。そしたら小室が素晴らしい詩を
書いてくれてね。それが凄く良いんだな〜、凄くイイ。
それで「ピュア」の一番最初の曲が出来上がったというわけ。これがきっかけでさ、「本格的に
バンド立ち上げて活動しよう」っていうことになって。

ま、オレとしては、この「ピュア」をなんとか軌道に乗せたいと思っていて、今一番力を入れて
いるバンドではあるよね。やってる曲もオレのオリジナルがほとんどだしね。これからはリハー
サルにもっと時間をとって、ライブもどんどんやってサウンドを練り上げたいね。

ただこれにも悩みの種はあって、何しろ大編成の大所帯だから気軽に地方の方にツアーが
行けない。ジャズ・フェスなんかに凄く似合うバンドだと思うよ。


(以下、本田 竹広インタビュー 〜 作曲方法について 〜 に続く)

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