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モントルー・ノートHEADLINE

モントルー発、ゴールデンパス・パノラミック列車に乗ろう!


モントルーを訪れた1日目、私は翌日ユングフラウの山頂に向かう登山列車(ユングフラウ鉄道)に乗りたかったので夜6時過ぎ、モントルー駅に向かいました。
モントルーからはツヴァイジンメン経由でユングフラウ登山基地の町ともいえるインターラーケンに行く、あの有名なゴールデンパス・パノラミック列車が出ています。このゴールデンパス列車はモントルーからルツエルンまでMOB社とBLS社、さらにSBBが運行しているラインで、ユーレイル・パスも使えるので大変便利な路線です。
(パノラマ列車は全席指定なので、乗車券以外に¥1500くらい予約料が取られますが)

このゴール・デン・パス列車については「地球の歩き方」のスイス篇に詳しく掲載されているので、こちらを参照して頂けると良いのですが、3つの峠と8つの湖を走るスイス屈指のルートです。
この列車はとにかく超人気列車と聞いていたので「満員だろうなあ」と思っていたのですが、なんと私の乗車した車両には私を含めてお客さんが3名しかいません。ほとんど貸切状態です。これはラッキーといいますか、意外でした。

実際、今回初めてスイス国内の列車に乗ったのですが、国鉄・私鉄共々どの列車もすかすかで満員状態というのに出会ったことがありません。(ただし、ツエルマットからサン・モリッツまで走る氷河特急だけは混んでいましたが)

これと逆に大変なのがイタリアで、どの列車もお客が溢れています。特にローマの地下鉄なんか、東京の朝の通勤ラッシュが朝から晩まで続くという状態です。またタイム・スケジュールもスイスはかなり正確ですが、イタリアは遅れるのはしょっちゅうです。
ESユーロ・スター(新幹線みたいな列車)だけは、さすがにイタリアも遅れませんけど、まあ、これもお国柄なのでしょうか。

 
▲これがモントルー発、ゴールデンパス列車。午前中発の列車は結構混むそうです。要予約。

スイスは国土が狭いので、夜行列車で行かなければならないというところはひとつもありません。
国内の移動でしたら、朝早く動けば日帰りで行けないところはないくらいです。

実際、モントルーを基点にしても、ユングフラウまでツヴァイジンメン経由で約3時間、モンブランまでマルティニ経由で2時間、マッターホルンのあるツエルマットもシオン・ヴィスプ経由で約3時間と大変アクセスが良いのです。ですから日中はアルプスでハイキング、夕方モントルーに戻ってジャズ・フェスを楽しむという過ごし方も可能です。

スイスはアルプスの国ですから、スイス・パスを使ってぜひアルプスの山々に足を伸ばしましょう。
特にモントルー・ジャズ・フェスティバル開催中の7月上旬はアルプスもベスト・シーズンですから、お花畑の中をハイキングというのも良い思い出になりそうです。

このゴールデンパス・パノラミックスは、素晴らしいスイスの景観を見せてくれることは間違いありません。
モントルーに来た方はぜひ乗るのをお薦めします。

※注:この列車の他に、モントルー・ジャズ・フェスティバルでは「ジャズ・トレイン」というのを企画・運行しています。登山列車の中でライブを聴きながらモントルー周辺の展望を楽しむというもので、ジャズ・ボートと並んで人気のあるアトラクションです。

    


     




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